2017年7月8日土曜日

人生フルーツ

 おととい、会社を休み、人生フルーツというドキュメンタリー映画を近くのシネコンで観た。津端修一さん、英子さんご夫妻が、自宅の果樹の雑木林での半自給自足的な日常を描いた作品。最初は何も木も草もない造成地が、いろいろな種類の果樹の森になっていた。くるみはまんまるなアボカドみたいで、果肉をそいで、種の部分にくるみができているのを初めて知った。そんな、風に木々の葉がすれる音を聞きながら、うたた寝ができる家に住みたいと思った。
 お金ではなく、自然と向き合う、自分の時間を大切にされているように感じた。
修一さんの最期は、ある日、草むしりをした後、昼寝をする。そして、起きてこなかったという。 まったく、静かな、人生の終わり方である。そのようになりたい。
flying girl